2025/01/01
2025年1月1日
日本医療福祉生活協同組合連合会
代表理事会長理事 髙橋 淳
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
2024年元日の能登半島地震から1年が経ちました。震災の復旧・復興作業が進められている中で、9月には豪雨が被災地を襲いました。多くの方が今なお不自由な生活を続けていらっしゃいます。被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。私たちは、引き続き被災地に寄り添い、支援に取り組んでいく所存です。
ウクライナやガザ地区をはじめ世界各地での戦火も収まる兆しがみえません。こうした中、2024年、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞しました。心からお祝いを申し上げます。
私たち全国の医療福祉生協は、「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」との理念を掲げ、健康で平和な世界をめざしてとりくんでいます。国際平和の危機と核の脅威、そして戦争による人道危機が起きている中で、私たちは、被爆者の願いを受け継ぎ、様々な手段を通して、平和を求める声をより強く発信していかなくてはなりません。
物価高騰、貧困・格差の拡大、社会的孤立の深刻化、気候危機・大災害の頻発と、私たちのくらしを取り巻く環境は一層の厳しさを増しています。こうした状況だからこそ、つながりを広げ、お互いさまのまちづくり、地域まるごと健康づくりが大切であり、私たちがめざす「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくりへの挑戦」につながります。
今年は国際協同組合年です。協同組合のSDGsへの貢献についての認知の向上と協同組合の振興を促すために、国連は2025年を国際協同組合年に定めました。この2025国際協同組合年を後押しに、国内外のさまざまな協同組合との協同、それぞれの地域での他団体等との共同を広げ、持続可能な世界の実現のために人権を大切にする社会、平和で持続可能な社会、誰一人取り残さない社会の実現をめざし、力をあわせていきましょう。
最後になりますが、引き続き医療福祉生協に対する皆様のご理解と、ご指導、ご鞭撻をお願いするとともに、本年が皆様にとって幸せな一年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のメッセージといたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。