日本被団協のノーベル平和賞受賞にあたっての
会長理事談話

2024年10月17日
日本医療福祉生活協同組合連合会
代表理事会長理事 髙橋 淳

 日本医療福祉生活協同組合連合会(略称:医療福祉生協連、代表理事会長理事:髙橋淳)は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の「ノーベル平和賞」受賞にあたり、以下の通り談話を発表いたしました。

【医療福祉生協連・会長理事談話】
 私たち全国の医療福祉生活協同組合(医療福祉生協)は、日本被団協の「ノーベル平和賞」の受賞に対し心からお祝いを申し上げます。
 被爆者の皆様の筆舌に尽くしがたい被爆体験を、日本国内のみならず国連や世界各地で語り継ぐ活動を地道に続けてこられたことに心からの敬意を表するものです。
 私たち全国の医療福祉生協は、「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」との理念を掲げ、健康で平和な世界を目指して活動にとりくんできました。
 その中で日本被団協とは、NPT 再検討会議など国際会議への代表派遣や国連での原爆展の開催、ヒバクシャ国際署名など、市民社会からの声を国際社会に届けるための様々な活動にともにとりくんでまいりました。
 この度の日本被団協の「ノーベル平和賞」受賞は私たちにとっても、嬉しい出来事であるとともに、被爆者の皆様と私たちが掲げてきた願いに対し、今なお世界各地で戦火が絶えない中で国際社会が危機的な状況であることを強く感じるものです。
 日本国政府には、「核兵器禁止条約」の早期締結と批准を、そして各国の為政者に対しては、一刻も早い核兵器廃絶と、世界各地で今なお続く戦闘行為の即刻停止を強く呼びかけます。