「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくり」をともに広げましょう
2023年1月1日
日本医療福祉生活協同組合連合会
代表理事会長理事 髙橋 淳
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年は、2月のロシアによるウクライナへの軍事侵攻に端を発して、エネルギー危機、食糧危機が瞬く間に世界中を覆いました。世界的なエネルギー・原材料価格の上昇とともに、日本では急激な「円安」による物価高騰により、私たちのくらしにも、医療福祉生協の事業にも大きな影響が生じています。
また、世界各地で大規模な自然災害が多発しました。これらは気候危機への対応をこれ以上先延ばしできないことを私たちに強く印象付けるものでした。
さらに、まもなく感染拡大から3年が経過しようとしている新型コロナウイルス感染症は、未だ終息の目途が立っておらず、医療逼迫・医療崩壊の懸念も払しょくできていません。その中で、全国の医療福祉生協は、「断らない」を旗印に、地域ニーズに応じて最大限の対応をしてきました。行政や地域の医療機関等と連携・協力して発熱外来の設置やコロナ患者受入れ、PCR検査やワクチン接種対応等、できる限りの対応を行ってきました。
これらは、全国の協同組合はじめ、友誼団体の皆様からの多大なご支援があってのことに他なりません。この場をお借りして皆様からのご支援に心より御礼を申し上げます。
私たち医療福祉生協は、引き続き感染症対策を徹底しながら、つながりを絶やさずに健康づくり・まちづくりをすすめるとともに、地域から求められる医療・介護に対して積極的な役割を果たしていきたいと考えています。さらに、平和の問題、気候危機の問題、また私たちのくらしや社会に関わる問題についても、積極的に学び、情報発信に努め、誰一人取り残されない社会の実現に貢献しつづけていきたいと思っています。そして、「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくり」を皆様とともに築いていきたいと願っています。
最後になりますが、引き続き医療福祉生協に対する皆様のご理解と、ご指導、ご鞭撻をお願いするともに、本年が皆様にとって幸せな一年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のメッセージといたします。