新年のご挨拶

「つながりを絶やさない」とりくみで安心のネットワークを強めるとともに、
地域に求められる医療・介護を追求し積極的な役割をはたします。

日本医療福祉生活協同組合連合会
代表理事会長理事  髙橋 淳

あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。

昨年の新型コロナウイルス感染症急拡大は、私たちの雇用やくらしに大きな影響を及ぼしただけでなく、「医療ひっ迫」「医療崩壊」が現実のものとなったことで、いのちが脅かされる事態となっていることを実感させられました。その後、終息に向かいつつありましたが、新たな変異株が確認され世界的規模で急速拡大するなど、依然として感染症対策の手を片時も緩めることができない状況が続いています。

この間、私たち医療福祉生協は自治体・行政、地域の医療機関などと連携・協力して発熱外来の設置や入院患者受入れ、PCR検査やワクチン接種対応を行ってきました。全国各地で地域に求められる医療・介護を最大限対応してきました。
感染症への対応とともに、医療福祉生協では「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくりへの挑戦」「創意工夫で『でかける つながる 安心を結ぶ』とりくみを広げる」をテーマに掲げて、感染予防を徹底しながら、これまでのつながりを大切にし、安全で必要な活動や交流を継続し、新たなつながりづくりをすすめてきました。

2022年は、生活協同組合として引き続き地域でのつながりを絶やさないとりくみをすすめ、組合員や地域から求められる事業の強化をはかり、持続可能な事業を追求します。そして、コロナ禍の中で厳しい状況に置かれた医療・介護事業の抜本的強化・見直しをすすめていきます。さらに、平和の問題、気候危機の問題、そして私たちのくらしや社会に関わる問題について、積極的に学び、情報発信に努め、誰一人取り残さない社会の形成に貢献しつづけます。
 
最後になりますが、昨年は、全国の協同組合、関係団体の皆様をはじめ、多くの方々から多大なるご支援をいただきました。この場をお借りして心より御礼を申し上げます。
引き続き医療福祉生協に対する皆様のご理解と、ご指導・ご鞭撻をお願いするともに、本年が皆様にとって幸せな一年となりますよう、心から祈念申し上げます。

以上