入賞レシピのご案内
2019年度の「すこしおレシピコンテスト2019」は、10生協から31レシピの応募がありました。たくさんのご応募をありがとうございました。
医療福祉生協連の健康づくり委員会にて入賞レシピを決定しました。最優秀賞・優秀賞・佳作の計8レシピをご紹介します。また後援をいただいた女子栄養大学出版部からのコメントも一緒に掲載します。
詳細のレシピにつきましては、後日HP上に掲載します。
●●●1食分のレシピ部門●●●
【 最優秀賞 】
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成岡 佳代子さん(高知医療生協:高知県)
~レシピ名~
・サケの和風ロールキャベツ
・紅葉おろし和
・南瓜のチーズ焼き
・トマトのコンポート
・ごはん
―女子栄養大学出版部コメント―
減塩がむずかしい和食ですが、洋食のロールキャベツを和風に仕立て上げることで、野菜たっぷりの減塩和風献立に仕上げています。おひたしも紅葉おろしと和えることで、野菜量もアップしながらの減塩に成功しています。トマトも塩を使わずにおいしくいただく工夫としてデザートにしており、随所に工夫が見られます。
【 優秀賞 】
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有澤 文子さん(南医療生協:愛知県)
~レシピ名~
豚肉のパン粉焼き味噌カツ風
―女子栄養大学出版部コメント―
八丁味噌を豆乳で伸ばす工夫がおいしさを保ちつつ減塩できそうです。ほうれん草のソテーもくるみで食感とコクが加わって満足度を高めています。さらに、卵焼きにスイートチリソースを使用するという手軽な「すこしお」アイデアがうれしい。全体として、味付けは変化に富んでいて「すこしお」を感じなさそうだが、油や糖質をしっかりとる料理が多くカロリーはやや高めかもしれません。
【 佳作 】
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比嘉 雅也さん(沖縄医療生協:沖縄県)
~レシピ名~
鮭の和風ペペロンチーノ
―女子栄養大学出版部コメント―
パスタでありながら品数を確保しつつ「すこしお」できています。(ただし、サケは種類によって脂質やたんぱく質、食塩などの栄養価が大きく違うので種類の指定も欲しいところです。)サラダのドレッシングにニンジンを使う工夫が、野菜量のアップと減塩につながっているほか彩りもよいです。果物を添えているのもポイント。
【佳作】
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ハイビスカスガールズ(名護市立大宮中学校:沖縄県)
~レシピ名~
うちなー彩り御前
―女子栄養大学出版部コメント―
地元の食材の魅力を引き出し、見た目も華やかで、おばあにおいしく食べてもらおうという気持ちが伝わってきます。これなら減塩できそうですね。
●●●惣菜のレシピ部門●●●
【 最優秀賞 】
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西 亜記子さん(宮崎医療生協:宮崎県)
~レシピ名~
サバのトマト煮
―女子栄養大学出版部コメント―
減塩の一番のネックは実践しにくさ。この料理は、サバ缶やトマト缶といううま味が濃い加工品をうまく使って誰でも気楽に作れるのでとりくみやすく、広めやすいレシピです。魚とチーズの塩気だけというのが潔く、また「あおさ」を使った珍しさも加わり、「すこしお」の広まりが期待できるナンバー1です。
【 優秀賞 】
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三上 尚子さん(出雲医療生協:島根県)
~レシピ名~
鶏肉バルサミコソース エリンギ添え
―女子栄養大学出版部コメント―
塩分ゼロの昆布だしやごまを衣に使ってうま味とコクを増し、焼いた後はバルサミコとマヨネーズでうまく減塩しています。
【 佳作 】
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大塚 彩さん(出雲医療生協:島根県)
~レシピ名~
オニオンスープ
―女子栄養大学出版部コメント―
市販のコンソメを使わず、ベーコンとコーンペーストを使ってうまく味を補っています。
【 佳作 】
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大城 和巳さん(沖縄医療生協:沖縄県)
~レシピ名~
タコ鯖ライス
―女子栄養大学出版部コメント―
タコライスの肉を青魚にかえて食べやすくすれば、魚が苦手な子どもにも、魚が食べにくい高齢者にも、喜ばれて広めやすそうです。沖縄のハンダマ(野菜)を使うことで栄養価もアップし、食育にももってこいのレシピです。