日本医療福祉生活協同組合連合会(以下、医療福祉生協連)は、日本の医療福祉の向上と、会員生協の事業と運動の発展を通して組合員の願いを実現することをめざして、2010年、日本の医療福祉生協の全国連合会として設立されました。
医療福祉生協とは、地域のひとびとが、それぞれの健康と生活に関わる問題を持ちよる消費生活協同組合法にもとづく自治的組織です。また、医療機関・介護事業所などを所有・運営し、ともに組合員として生協を担う住民と職員の協同によって、問題を解決するための事業と運動を行っています。
全国の医療福祉生協は、
「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。
そのために
地域まるごと健康づくりをすすめます。
地域住民と医療や福祉の専門家が協同します。
多くのひとびとの参加で、地域に協同の“わ”をひろげます。」
という理念を掲げ、医療・福祉事業と地域まるごと健康づくり・まちづくりにとりくんできました。
現在、日本の社会には、急速にすすむ少子高齢化、経済的格差と貧困の広がり、感染症のパンデミック等、様々な課題が山積しており、ひとびとのいのちとくらしに深刻な事態が広がっています。しかし、こうした時だからこそ、「協同組合」への期待もまた高まっています。
私たちは事業と運動を通じて組合員の願いに応え、協同組合やその他の団体、個人と連携し、「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくりへの挑戦(医療福祉生協の2030年ビジョン)」をこれからも続けていきます。
代表理事会長理事 髙橋 淳